子どもの頃は全く健康だったのに、大人になってから急に咳が止まらなくなったり、息苦しさを感じたりするようになり、「もしかして喘息デビュー?」と戸惑っている方は少なくありません。大人の喘息は、子どもの頃からの持ち越しだけでなく、成人してから初めて発症するケースも非常に多いのです。しかし、いざ病院へ行こうにも、自分の症状が本当に喘息なのか確信が持てず、何科を受診すればよいか迷ってしまうこともあるでしょう。そんな時にどう行動すればよいか、いくつかのステップをご紹介します。まず、もしあなたに普段から健康相談をしている「かかりつけ医」がいるのであれば、最初の相談相手として最適です。総合的な視点からあなたの健康状態を把握しているかかりつけ医は、症状の原因として何が考えられるか、どの専門科を受診するのが最も適切かを判断し、必要であれば紹介状を書いてくれます。これは、専門医を探す上で最も確実で安心な方法の一つです。もし、特にかかりつけ医がいない場合は、「呼吸器内科」または「内科」を標榜しているクリニックを探してみましょう。最も専門性が高いのは呼吸器内科ですが、お住まいの地域にすぐに見つからない場合もあります。その際は、まずは一般的な内科を受診し、そこで相談することから始めましょう。内科医は幅広い疾患に対応できるため、初期診断の窓口としての役割を果たしてくれます。そこで喘息が強く疑われると判断されれば、より専門的な検査や治療が可能な呼吸器内科を紹介してもらえます。また、花粉症などのアレルギー体質を自覚している場合は、「アレルギー科」を最初に受診するという選択肢もあります。大切なのは、一人で悩み続けて受診を先延ばしにしないことです。迷ったら、まずは最もアクセスしやすい内科やかかりつけ医の扉を叩き、専門家への橋渡しをしてもらう。その一歩を踏み出す勇気が、つらい症状から解放されるための最も重要な鍵となるのです。