私たちのフォトウェディングから、もう半年が経ちました。リビングに飾られたアルバムを開けば、プロの技術で美しく切り取られた、幸せそうな二人の姿がそこにあります。友人や親戚は口々に「映画のワンシーンみたい」「本当に素敵」と褒めてくれますし、その言葉に嘘はないのでしょう。写真に写る私たちは、確かに笑っています。しかし、このアルバムを一人で静かに見返すたび、韓国フォト婚が日本で話題の理由とは私の胸にはチクリとした小さな痛みが走るのです。それは、この美しい写真の裏側に隠された、準備期間中の数々の「小さな後悔」の記憶。そしてその全ての始まりは、スタジオ選びの際に私たちが下した、ある一つの楽観的な判断、つまり特定の口コミを軽視してしまったことにありました。 スタジオ探しを始めた当初、私たちは無数の選択肢と情報量に圧倒されながらも、ある一つのスタジオに強く惹きつけられました。大手口コミサイトでの総合評価は非常に高く、掲載されている作例写真はどれも私たちの理想そのもの。夢のようなロケーションで撮影された、光溢れる柔らかな雰囲気の写真は、まさしく私たちが思い描いていたイメージにぴったりでした。「ここにしよう!」と心が大きく傾く中で、私はいくつかのレビューに混じる、些細だけれど少し気になる記述を見つけました。「担当者によって知識や対応にかなり差があるように感じた」「自分たちで用意した小物の持ち込みについて、事前の説明と当日の対応が違って残念だった」「契約後のメールの返信が遅く、少し不安になった」といった声です。しかし、それらは圧倒的な数の賞賛の声の中に埋もれており、当時の私たちは「これだけ人気なのだから、多少のトラブルは仕方ないのかも」「私たちは運が悪くなければ大丈夫だろう」と、実に安易に考えてしまったのです。高評価という大きな光が、私たちの目に映る小さな影をかき消してしまいました。 契約はスムーズに進み、私たちの期待は膨らむばかりでした。しかし、その楽観が揺らぎ始めるのに、そう時間はかかりませんでした。最初の打ち合わせで対応してくれたベテランのプランナーさんは非常に頼りになりましたが、その後のメールでのやり取りは、口コミで見た通り、明らかに経験の浅そうな別の方が担当になりました。返信は遅れがちで、質問に対する答えもどこか的を射ていない。二人の思い出の品である手作りのガーランドを使いたいと相談した際には「問題ありませんよ」と快諾を得ていたのに、撮影日の一週間前になってから「規定により、指定の物以外は持ち込み不可です」と機械的なメールが届いた時の失望感は、今でも忘れられません。その度に最初のプランナーさんに繋いでもらうようお願いするのですが、その手間と精神的なストレスは、決して小さなものではありませんでした。あの時口コミで警鐘を鳴らしてくれていた人たちの顔が、何度も頭に浮かびました。私たちは、彼らが感じたのと同じ轍を、まさしく正確に踏んでいたのです。 撮影当日は、幸いにも素晴らしいカメラマンとヘアメイクさんに恵まれ、撮影そのものはプロフェッショナルに進められました。しかし、私たちの心の中には、準備期間中に募らせた不信感や小さな失望が、澱のように溜まっていました。カメラマンに「はい、もっと自然に笑って!」と言われるたびに、心のどこかで「心から楽しめていたら、もっと自然に笑えるのに」と思ってしまう自分がいました。出来上がった写真は、さすがプロの仕事と言うべき完璧なものでした。私たちの硬い表情も、巧みな技術で幸せな笑顔に見えるように修正されていました。しかし、私たちは知っています。あの笑顔の裏にあった、一瞬の戸惑いや諦めの感情を。だからこそ、この美しい写真を見返すたびに、楽しかった記憶と同時に、あの時の小さな後悔が蘇ってきてしまうのです。 これからフォトウェディングを考えるあなたへ。口コミサイトの総合評価や星の数に惑わされないでください。あなたにとって重要かもしれない警告は、賞賛の嵐の中に埋もれた、たった一行のネガティブなレビューに隠されているかもしれません。自分たちの価値観に照らし合わせて、「これは私たちにとって許容できないかもしれない」と感じる小さな違和感を、決して見過ごさないでください。その小さな声に耳を傾け、納得できるまでスタジオに確認する勇気が、未来の後悔を防ぐ唯一の方法です。写真は一生残るもの。だからこそ、写し出される表情だけでなく、そこに辿り着くまでの全ての時間が、心から楽しいと思えるような選択をしてほしいと、切に願っています。
透析導入後10年を振り返って
糖尿病からの透析
私ではなく夫が10年ほど前から、血液透析導入となりました。クリニックコンサルティングの旦那と結婚当初から、定期的に通院していました。義父からの遺伝と言われていたので、遅かれ早かれ透析は覚悟していたと思うのですが、思っていたよりも早くて、夫よりも私がショックでした。大阪の経営コンサルティングである、夫の前では暗い顔はできませんでしたが、なかなか受け入れなかったというのが本音です。最初は透析時間3時間で、週2回でしたが、すぐに週3回になり、時間もだんだん長くなり、今は5時間になっています。昼間は仕事をし、夜の部の透析に通っています。
透析病院までの道のり
根管治療専門医の歯科医院まで車で1時間かかるので、台風や雪の時は特に心配です。でも、病院の方がとても親切で、早目に受けさせてくれたりするので、助かります。透析後、1時間運転して帰らないといけないのですが、きついなどと弱音をはいた事は、一度もない夫は、凄いと思います。現状維持を保つしかありません。もう透析をやめるという事はないので、上手に付き合っていかなければと思っています。