ヨリタ歯科医院での歯周組織再生治療

10年位前になります。その時わたしは、歯周病が進行してきており、治療の一つとして歯周組織を再生させるエムドゲイン法という自由診療を東京の根管治療専門医で受診いたしました。歯周組織というのは、歯槽骨・歯根膜や歯肉などで、歯槽骨というのは歯を支える土台の骨のことです。文京区の歯科医院では歯周病が進行していくに連れ、その骨が後退していきます。それで歯がぐらつくようになり、最後は歯を支えきれなくなり抜けてしまうか、抜歯せざるを得なくなります。そこで、東京の自費診療の名医に、その後退した骨を再生させて歯をしっかりと支えようというのがエムドゲイン法というものです。これは外科手術になるのですが、手術の内容を順を追って説明しますと、まず麻酔を打ちます、そして歯肉(歯茎)にメスを入れます。その根元が完全に露出するまで切り裂きます。そしてSRPをします。SRPというのは器具を使った歯の掃除のことです。通常外科手術をせずにSRPをするときは、麻酔を打って器具を歯と歯肉の隙間に入れ、手の感覚で掃除をするのが一般的のようですが、手術をしたら患部が見えるため、しっかりと汚れを落とすことができます。その後エムドゲインジェルという薬品を患部に塗布して縫合すれば終わりです。話を聞いたときは、さぞ痛みがあるだろうと思いましたが、ほとんど痛みもなく、手術後も痛み止めを飲むことが一度も無かったです。手術の時間は1時間程度です。縫合した糸を抜糸するのが2週間後位で、骨が再生されてくるのが2~3か月かかります。費用は歯一本あたり五万円くらいだったと思います。10年以上経ちましたが、その歯はまだ元気です。