3ヶ月ほど前のことですが、私は長引く胃の痛みに悩まされていました。最初は市販の胃薬を飲んで誤魔化していましたが、2週間経っても改善しなかったため、まずは自宅から徒歩5分の場所にある内科の診療所を受診しました。診療所の先生は私の話を丁寧に聞いてくれ、お腹の触診をした後、ここでは詳細な検査ができないため、一度大きな総合病院で精密検査を受けましょうと言いました。そこで渡されたのが、1通の紹介状でした。この紹介状という存在が、診療所と病院の違いを繋ぐ重要な架け橋になることを、私はこの時に初めて実感しました。紹介状には、私のこれまでの経過や、先生が疑っている病名、そして血液検査の結果などが細かく記されていたそうです。数日後、私は紹介された地域の中核病院を訪れました。病院の入り口は診療所とは比べものにならないほど大きく、多くのスタッフが慌ただしく動いていました。受付で紹介状を提出すると、初診時にかかる高額な選定療養費を支払う必要がないことを説明されました。もし紹介状がなかったら、数千円の追加負担が発生していただけでなく、受付での説明も1からやり直さなければならず、もっと時間がかかっていたはずです。病院では、診療所にはない最新鋭の胃カメラやCTスキャンが稼働しており、その日のうちにすべての検査が完了しました。検査の結果、早期の潰瘍が見つかりましたが、幸いにも入院の必要はなく、投薬で治せるとのことでした。医師からは、薬の処方や今後の経過観察は、元の診療所の先生にお願いしましょうという提案を受けました。これを逆紹介と呼ぶそうです。重い検査は病院で、日々の通院や体調管理は身近な診療所で、という役割分担が実際に行われているのを目の当たりにし、とても安心感を覚えました。診療所は家族のような親しみやすさがあり、病院は圧倒的な技術力と安心感があります。この2つを上手に使い分けることで、自分の身体が守られているのだと強く感じた出来事でした。もしあの時、診療所を飛ばして直接病院に行っていたら、待ち時間はさらに数時間長くなり、経済的な負担も増えていたでしょう。自分にとってのかかりつけ医を見つけておくことの重要性を、身をもって学んだ1ヶ月でした。
紹介状を手に大きな病院を受診した私の体験